- 2011/05/10
- ゲーム音楽レビュー
並木学氏のデビュー作ということで、購入していた。私が知っている氏のサウンドというと、やはりバトルガレッガだ。作戦名ラグナロクなるものは知らんかったというか、まとも見たのはここ数年内に秋葉のHEYでといったところ。おそらく当時も見かけていたのだろうが、私の好むセンスではないので、忘れているのだと思う。
単なる再販ではなく、新規に掘り起こしたサウンド。それなりに力は入っていそうだ。期待3割、興味7割と言ったところで購入したわけである。
聞いた直後の第一感想。もろにそれっぽいハードコアテクノ。全開リッジレーサーだ、これは。
制作時期的には1994年初頭。リッジ1993年なので、間違いなくリッジの影響を受けているのだろう。もっともリッジ自体が当時のディスコブームに乗っていたわけで、その事を非難しても仕方がないとは思う。それをSTGに持ってきたところが、当時としては新しかったのだろう。
並木氏っぽさはないかと言えばそうでもない。むしろいけいけ調でない曲、ステージセレクトとか、Universe Blue辺りはその後のガレッガや、氏らしい曲につながったのかと思わせる。
この時期、この類のサウンドだと、どうしてもリッジレーサーやF/A辺りと比べてしまう。この2枚は突出してレベルが高いので、見劣りする部分があるのは仕方がないと言ったところだろうか。
デジタル録音版、アナログ録音版、加えてアレンジ2曲。決して悪いというものではないので、並木氏のファンなら買って損はないだろう。
当時、このゲームをプレイしていれば、もうちょっと違った感想だったのだろう。少しでもプレイすれば、F/AのようにBGM目当てプレイし続けたかもしれない。そういう勢いを感じさせるサウンドではある。
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余談
EXTENDで細江氏が本ゲームのアレンジを演奏していたのだが、リッジのアレンジにしか聞こえなかった。
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