- 2012/03/21
- ゲーム音楽レビュー
正式名称は「リンクルリバーストーリー オリジナルゲームサウンドトラック セガサターンオリジナル音源版」と、やたらと無駄に長いタイトルです。他ハード版があるのかないのかと問われると、おそらくない筈。
いや、これは非常に難しい。何が難しいかって、全然全くプレイした記憶がございません。手元にあるソフトだし、クリアもした筈だし、故に購入したCD。それでも記憶にない。じゃあ書くなよという話なのだけど、音楽を聴けば思い出すかと思ったけど、やっぱり思い出せませんでした。
約72分32トラック。ボリュームは決して少なくないと言ってもいいでしょう。もろにシンセ系サウンドで、音数は非常に少なめ。軽く綺麗に聴かせる曲ばかりです。アクションRPGなので当然バトル曲あるのですけど、それすらもかなり軽めの雰囲気。盛り上がりどころも掴めず、気づくと終わっているという感じです。
本タイトルの特徴を挙げるとするなら、タイトルが長い。正直、それぐらいしか思いつきません。
昔はこういうタイプのものをよく見かけた気がします。ブックレットの熱いコメントを読んでから言うのは躊躇われるのですけど、本当に毒にも薬にもないタイプのサウンドではないでしょうか。当時の感想は、もうちょっと違った気もしますが。
ゲームミュージックもそうなら、ゲームそのものも印象に残りづらかったのかもしれません。軽く検索して他の方のレビューも読んでみましたけど、同じような人はいるようで。
当時、聖剣伝説2にどはまりしていた年頃でしたので、見下ろし型ARPGを見つければやっていました。セガサターンで発売された本ゲームも、その流れでプレイしたと記憶しています。聖剣2の3年後に発売されたタイトルですけど、植物を育てて武器を強化、イメージカラーが緑と、それっぽい雰囲気は匂わせていました。
あとは発売がNECアベニューだったりと、PCエンジン派としては取りあえず抑えておこうかな的な面があったのも見逃せない点です。
正直、よくサントラを出したな感は拭いきれません。が、NECアベニューの方針がそうだったのでしょうけど、とりあえずサントラを出すような姿勢は今となっては貴重というか、ゲームミュージックコレクターとしてはありがたいスタイルではあります。発売されなければ、買いたくても買えません。
ナムコですらまともにサントラを出さないこのご時世。昔のこととはいえ、発売された事そのものを素直に評価したいところです。
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- リンクルリバーストーリー サウンドトラック - ゲームミュージック第一主義 より