- 2011/09/02
- ゲームプレイレビュー
KIDのギャルゲーです。PS2で7140円。My Merry May(1作目)とMy Merry Maybe(2作目)をくっつけ、更に追加シナリオ(3つ)まであるお得な代物です。はっきり言って面白い。
本記事は過去に書いた記事を再編集しています。普段の私はネタバレ記事を詳しく書かないのですけど、これに関しては珍しく書いていました。
彼女のとった行動はあそこの伏線だけど、しかしそう考えるとこちらの伏線的にはちょっと無理がある。つまりその辺は3で解決される可能性がああたらこうたら的なことを延々と語っていました。詳しすぎて、逆に分かりにくい。
何を言っているんだ、お前? 思わず過去の自分にツッコミを入れてしまいました。ここまで無駄に世迷い言を書いたということは、それだけ面白く感じたということでしょうか。
とにもかくにも、ネタバレの部分だけは除いてアップです。さすがにあれはちょっとキツイ。
プレイ時間
1作目が27時間、2作目が32時間でした。1作目はクリア後に、おまけシナリオが出現します。それで2時間以上はかかりました。2作目におまけは一切ないので、本シナリオがずっと長いことになります。2作目にも、おまけという名の息抜きシナリオが欲しかったところです。
システム
これ以上ないぐらいに完成されています。読むゲームとしては、これ以上は必要ないでしょう。スキップが早いのは当然として、グラフィックの読み込みをなくす設定まであります。あんまりにも既読スキップが早いので、再プレイが気になりません。うん時間もかけて読んだところが、5分も経たずに終わってしまい、虚しさすら覚える速度です。
シナリオは各パートに分かれていて、そのパートの既読率をいつでも見られます。これはちょっとやりすぎかもしれません。これを見ると、何となく先の展開が見えてしまう。そろそろ終わりそうだから、これ以上のひっくり返しはないだろうとか、またはその逆パターンも。
BGM
EDとかのボーカルものはよく頑張っていると思います。非常に音質がよく、生っぽい感じが伝わってきて良い感じです。聴いてみる価値があるでしょう。
対して、ゲーム中のBGMですけど、プレイ時間の割には曲数が少ないですね。正直、飽きました。悪くはないのですが。
シナリオ
レプリスという人造人間を中心に進みます。人が造ったものに心があるの? お約束と言えばお約束な展開ですけど、深くつっこんでいます。1も2もテーマは同じですけど、2の方がずっと重い展開です。
1作目はレゥ(人造人間)を中心にドタバタな日常を描きつつ、後半は秘密やら悩みを絡めつつ重い展開になります。2は最初から謎が謎を呼ぶという展開で、がらっと雰囲気が変わっています。1は萌えメイン、2はシナリオメインという感じでしょうか。
1作目と2作目はお話としてはつながっていて、主人公が異なっています。プレイすれば分かることですが、主人公の異なる理由も結構胸にくるものがあります。
1をやっていなくても2を楽しむ事は可能です。が、1と2のつながりを想像することも、2の大きな要素の1つです。やはり2をやる前に1をやるべきでしょう。
正直言うと、ちょっと無理矢理につなげている気もしますけど、よくやっているとは思います。追加シナリオはその辺の穴を埋める意味もあるのでしょう。
お気に入りキャラは両作品を通しては、メインヒロインであるロボットなレゥ、リース。人間側は1はたえさん、2は穂乃香さんでしょうか。
総評:9点
面白いです。両シリーズを通して主人公のことをあまり語らないのが、ちと気に入りませんけど、そこいらは想像しろということなのでしょう。もしかしたら3が出る伏線かもしれません。期待しておきます。
後日談
結局3は出ていません。が、漫画が出ていました。機会があれば読んでみたいものです。
コメント:2021
- random walk 2011/09/02
このゲームですが、どこかで名作だと紹介されていて気になっていたのでPSP版を確保しています。僕が買ったのは廉価版だったような気がするので値段もお手ごろでした。まだ、ゲームをやっていないのですが、ネタバレは全然問題ありません、僕の場合。例え結末がわかっていてもゲームとして体験するのと結果だけ知っているのは全然違う気がするからです。流石に、全テキスト公開とかだったらだめだと思いますが、要点だけならかまわないです。これは、人によるでしょうけどね。屁理屈を言えば、ネタバレがだめだとするとどんな名作も一度やったらおしまいになってしまうのですが、いい作品は何度も味わいたいと思うのが実際のところです。
- admin 2011/09/03
random walkさん
つまらんという方もいるようですけど、1と2のセットで考えると名作の部類に入るかと思います。
PSP版があるのを初めて知りました。せっかくですので、ぜひぜひプレイしてみてください。ネタバレですけど、さすがに全部書くのは無理ですし、犯人はヤス的なバレでなければ、
プレイする楽しさを阻害することにはならないでしょうね。仰るとおりで、名作であればバレを読んでもプレイしたくなるものでしょう。
先の展開が分かっていても面白いものですからね。最初の一回目ぐらいは予備知識なしでプレイするべきだとは思いますけど、
予備知識を得ることがプレイするきっかけになるかもしれません。
予備知識=バレとも言えるわけですけど、なかなかに難しいところではありますよね。
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.gamemusic1.com/playreview/game958/trackback/
- トラックバックの送信元リスト
- my merry may with be - ゲームミュージック第一主義 より