PRESS START 2011

ゲーム音楽のオーケストラコンサートとやらに行ってきました。最初に断っておきますけど、アンコールについても触れています。

夜の部18時開演。コミケの日でしたので、その帰りの連中も多いのだろうとは想像。自分もそうでした。さすがに汗臭いのはあれなので、上だけは着替えましたが。

女性が多いのだろうとは思っていましたけど、やっぱり多かったですね。5割以上が女性だったのかな。2083WEBを見ている人の半分が女性と聞いていたので予想していましたけど、改めてこの現実を見てみると驚きます。私の中ではゲームというと、どうしても男性のイメージなので。

第一部の構成は、ゼノブレイド、スペランカー、ポケモン、グラディウス、428、FF4。

第二部の構成は、ニーア、エルシャダイ、スーパーマリオギャラクシー2、ゲームで使われたクラシック名曲メドレー、大神、ラストストーリー。

アンコールにゼノギアス(サーガと書いていた、失礼)、パルテナの鏡。

私は知っているのが6割と言ったところでしょうか。有名どころばかりですけど(428はマイナーかも)、全部を知っている人も少ない気がします。ひょっとしてアンコール以外の曲は予習してからいくものなのだろうか。

さて、基本的にどれもいい曲だと思ったし、十分に楽しませてもらいました。その中でも個人的に特に素晴らしいと思ったものを2つ。

１つ、クラシック名曲メドレー。昔のゲームではクラシックが多く使われていました。理由は解説でもありましたけど、ぶっちゃけ手抜きです。ゲーム作成としては手抜きですけど、何百年も引き継がれた名曲です。悪いわけがない。そのたくさんの名曲をシームレスにつなげたのが本メドレー。

曲が流れるたびに、その曲が何のゲームで使われていたのかを推理する流れになっていて、なかなかに面白い試みでした。大半がパロディウスで使われていて、ちょっとした笑いを誘っていました。

ゲーム曲かというと、ちょっと違う気もします。あくまでゲームで使われたクラシック。ただ単純に良かったのも確かです。つなぎ方も自然で、本当に凄いなと思いました。

そして最後。ゼノブレイドでスタートして、ゼノギアスで締めるのかと思いきや、更にパルテナの鏡スタートのびっくり構成でした。しかし帰り際に後ろの女性達が「やっぱり最後はパルテナの鏡だったね」的な会話を繰り広げていたので、プロは普通に予測できるものなのでしょうか。ひょっとして驚いたのは私だけなのか？

いや、きちんとパルテナの鏡していましたね。音が跳ねていて、心がうきうきしてくる。1つ1つの音が踊るように跳ねて、渾然一体となり、1つの曲へと形をなす。私個人の好みではありますけど、オーケストラはああじゃなければいけないですね。

しかしパルテナの鏡は今時の人は知らない気がするのですけど、どうなんでしょう。そういうの関係無しに、単純にオーケストラの曲としてよかったとは思っていますけど。

追記。新と銘打って3DSで発売されるのですね。プロモーション的な意味、桜井関連等から推測できるのか、なるほど。

マリオもよかったです。正直スクエニ系を期待して行ったのですけど、それ以外のが予想以上によかったという結果に。

文句を言うと本気のマニアに殺されそうなので、軽くに留めておきます。金管が時々強かった。ギターはまだマシでしたけど、ボーカル、尺八、三味線といったゲスト参加的なパートが、ほとんどオーケストラの音にかき消されていました。必死に頑張って弾いているのは分かるのですけど、混ざってしまうと駄目ですね。オーケストラの方がもうちょっと引っ込めばいいのですが。

一部の曲は過去にも演奏されていたようです。私は初参加なので、全ての曲を素直に楽しめました。またの機会があれば参加してみたいものです。

ちなみに座った席は安い値段の2階6列目中央近辺。1階が高くて2階が安いのかと思っていたのですが、某掲示板を見る限りでは2階の前は高い席なのかな？　なんとなくえらい人というのは、2階の最前列のイメージがあります。

2階ということでちょっと不安もありましたけど、全く問題ありませんでした。むしろ面で対峙できる分、良かったのかもしれません。こればっかりは１階でも聴いて比べないと分からないのですが。

余談
帰り際、色んな人達が話しているのが聞こえてくるわけですけど、全体としてはゼノ系が人気っぽかったです。人それぞれというか、あれぐらいの若い人達は小中学生頃にゼノシリーズをプレイしたという感じなのでしょうか。

当時の私はというと、曲は好きでしたけど、ゲームはピンとこなかったですね。