ソーシャルネットゲーム業界が騒がしくなってきやがった

GREE、モバゲーに入会し、いわゆるソーシャルネットのゲームとやらにはまっていた今日この頃です。様子見がてら、軽くプレイするつもりだったのですけど、色々な意味でどはまりしていました。詳細は後日に回すとして。

ソーシャルゲー＝カードゲームと言い換えてもいいかもしれません。もちろんそうでないものもありますけど、売り上げの多くを占めているのはカードゲームと言ってもいいでしょう。

カードゲームですので、当然カードが必要です。リアルであればカードのパックを購入してカードを入手するわけですけど、ネトゲではいわゆるガチャと呼ばれるものを回してカードを入手します。課金するとランダムでカードが払い出される仕組みが、リアルなガチャガチャっぽい。なので、ガチャと呼ばれているわけです。無料でもガチャを回せますけど、有料だとずっと良い物が出てきます。

さて、その仕組みの一部、コンプガチャと呼ばれるものについて読売の報道がありました。

内容ですけど、いわゆるコンプガチャと呼ばれる物に対して、消費者庁が規制を検討しているとのこと。この報道を受けて、GREEとかの株価は大幅に下げました。その後、消費者庁はこの報道を否定しているわけで、風説の流布と言ってもいいでしょう。どこもかしこもやりたい放題なわけですけど、真面目に語り出すと違うブログになりますので、あくまでゲームについて焦点をあわせていきます。

と、5/8日経朝刊を読む限りではコンプガチャに関しては中止要請の流れっぽいです。

コンプガチャ、即ちコンプリートガチャ。特定のカードを揃えると、スペシャルなカードを貰える仕組みです。あったりまえなのですけど、ゲーム内では非常に価値あるスペックを誇る一品です。これの欲しさに一部の人は数十万をぶち込むそうで、ソーシャルゲームの収益性の高さに多々貢献しています。ぼったくり度で有名なのはドリランド、アイドルマスターと言ったところでしょうか。

金を投入する人間は冷静さを欠いてはいるかもしれませんけど、納得してお金を注ぎ込んでいるのも確かです。レアなカードを8枚揃えようとしたら、最後の1枚が出にくいのは当然です。揃えにくいのは最初から分っていることですので、そこにごちゃごちゃ言う気はありません。

が、明らかに数字をいじっているのはどうかと思うわけです。最後の一枚は出現確率を下げる、一定金額以上つっこまないと出ない。下手すると当たりが入っていない。もっと酷いのになると、当たりを出し過ぎたから回収なんてケースもあるそうで(コナミ)、お金を貰って商売をしているという感覚が非常に甘いと言わざるを得ない。ドラコレとかは非常によく出来ていますけど、戦コレの回収の話等はありえませんね。

対価を払うことによって、カードという名のデジタルデータをレンタルする権利を得ます。そのカードの出現確率はいじり放題ですし、サービスの終了と共に全てが無に帰する代物です。何処までいっても供給者側が圧倒的優位にあるのは間違いありません。大きな市場になった今現在、コンプガチャうんぬん関係なく、多少なりとも規制は必要な気はします。少なくとも供給者側が好き放題やるようであれば、必要と言っていいでしょう。

もっともこんな事を気にする奴は最初から金をかけないし、気にしない層を相手に商売しているのも確かなのでしょう。だからと言って好き放題やっていると世の中が黙っていないのも確かです。

私は一連の騒動の震源地とも言われているドリランドを4月からスタートしたのですけど、運営者側の危機感みたいなのが垣間見えたりして、なかなかに面白いものです。

GREE、モバゲーと言った元締めが真面目に頑張らないといけないわけですけど、特にGREEは率先して焼き畑農業的なことを指向していたわけです。ここ最近はちょっと違うようですけど、問題なのはいつまで続くのか？　と言ったところでしょうか。

規制規制でうるさい世の中は嫌いなので、言われずとも真っ当に商売してもらいたいものです。