- 2012/03/09
- コラム
相変わらずゲームミュージックと何ら関係のない話が続いていますけど、仕事が忙しくて気力がわいてきません。ボーナスも出たことですし、雑談でお茶を濁します(意味不明)。
うちの会社は二月決算で、二月末にボーナスが出ることになっています。先週末の話ですね。前年度と比べて減ってはいるものの、そこそこにまとまった額が入りました。嬉しいには嬉しいのですけど、さあお金も入ったことだしゲームでも買うか、とはなりません。
一昔前の学生の頃にまとまった金が入れば、あれじゃないですけど溜まっていたものを解き放つが如く、全力でハードやらソフトを買ったことでしょう。実際、社会人に成り立ての頃はそんな感じでした。
そこそこお金を持ってしまうと、苦労してゲームを買うという感覚はなくなります。嬉しい反面、一抹の寂しさも覚えてしまうものです。あの入手するまでの苦労というのは、ラーメンで例えるならスパイス、トッピング、野菜マシマシ、大盛無料と何でもいいのですけど、全体における占める割合は決して少なくありません。
私と同世代の人なら分ると思うのですけど、ドラクエ3。あれはゲームの内容より入手する過程の方が記憶に残っているし、クリアした時よりゲットした時の喜びの方が大きかったものです。正に一番最初がクライマックスで、いいトッピングだったのではないでしょうか。
そんな感覚を久しく忘れた今日この頃。そんな野郎をたぎらせるにはどうしたらいいのか? 結論は1つ。ソフトを高くする。これです。
ゲーム1本、100万。1000本発売で10億。クソゲでやっても誰も買わないでしょうから、MGS級でがっちりかますわけですよ。これならボーナスで買うしかない。ん、それじゃペイできないって? じゃあ3000本ぐらいでしょうか。
ここまで来ると金持ちの道楽です。半端なことじゃ入手できない。コネを使う? 行列に並ぶ? プレミアム価格を払って入手する? 苦労の末入手できたら、ソフトを持っていることに喜びを感じ、腰を据えて毎日一時間ずつゆっくりと嗜むことでしょう。ワイングラス片手にプレイするような印象でしょうか。
持っているだけで優越感に浸れるような代物なので、超限定ゴールドディスク1000万で10枚販売とかいっても、結構売れてしまいそうです。ちょっとした資産ですから、むかつくからと言ってコントローラーを投げつけたり、ゲームディスクを叩き割るような事はなくなるでしょう。
なんつーことを、ボーナスを貰う度に考えてしまうわけです。数千本前半しか売れないソフトなら、割り切った値段にした方がまだマシなんじゃねぇの、と。
オーディオの世界では、数百万な超高級路線と数百円の低価格路線が併存しています。クオリティの差があるにしても、何れも音楽を聴くだけの行為を満たす道具です。笑えるぐらいの両極端が併存しているのは、非常に面白いところです。
ゲームをプレイする人が極限まで減った未来があるのなら、1本100万は飛躍しているにしても、10万ぐらいはあるのかもしれません。それって現在のアーケードみたいなものじゃないの? というツッコミは聞き流しつつ了。
- 新しい: ギャラクシアン3で遊んできた
- 古い: ドリランドで一攫千金も可能だったらしい
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