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FF6 オリジナルサウンドヴァージョン

Finest Boxの話題を出したついでに。ファイナルファンタジー6のサウンドトラックです。タイトルはサウンドトラックではなく、サウンドヴァージョンなんですね。

この辺の時期は私がFFを普通にプレイしていた頃なのと、FFはグラフィック、サウンド共に最先端をぶっちぎりで行っていたのもあって、よく覚えています。ゲーム全体の雰囲気も暗めだったと記憶していますけど、少し陰を感じさせる深みのある音がいいですよね。

1枚目25トラック58分、2枚目20トラック57分、3枚目16トラック72分。3枚目だけは長い曲が多いので、トラック数の割には最長となっています。

何が素晴らしいのかと言えば妖精乱舞、蘇る緑のセット。ラスボスからEDのトータルで40分近くにもなる流れは、壮大且つ素晴らしいの一言。ほぼメドレーなので、FF6の全てが入っていると言っても言い過ぎでないぐらいの詰め込みっぷりです。

妖精乱舞は四楽章構成。個人的には3辺りが好きですね。教会の鐘が鳴り響く中、パイプオルガンの出だしの厳粛な雰囲気がたまりません。最終章はね、悪くはないのですけどケフカのウヒャーハッハッな笑い声がですね、妙に気になるわけです。っていうか、本当にお前がラスボスかよと盛大につっこんだ記憶が。

ゲームシステムはあまり好きではありませんでした。キャラが多すぎて成長させにくいというのはありましたよね。とは言っても、一部のキャラしか育てないで進めていました。が、3つのパーティで同時に塔を攻略するところ。あそこで1パーティは弱い奴しか入れられなくて、地獄のような戦いを強いられたことをよく覚えています。

FF6というと世界崩壊とケフカ。基本、私はひねくれているので、ケフカを見たときはこう思ったわけです。ああ、この三下野郎は仲間にさくっと殺されるかな、と。が、あっさり世界崩壊の引き金を引き、世界の王になってしまうわけです。予想を裏切られてびっくりしつつも、こうも思ったわけです。なるほど、この展開なら最後の最後に深淵なる闇の意志だか宇宙意志だかにのっとられたりして退場するのだろう、と。そしたらまさかのまさか、笑い声と共にむちゃくちゃ凄い感じのラスボスで登場。あんた、格好良くなりすぎです。

私的にはかなり斬新な展開に感じられたのですけど、他の方はどうだったんでしょうか。

個人的には非常に好きなFFサントラ、ゲームミュージックの1つではありますけど、世の中を見渡してもそういう人が多いようですね。生音ではありませんけど、よく出来ているサントラではないでしょうか。ブックレットに植松氏インタビューがあるのですけど、1994年1月7日となっています。相当に前の代物ですけど、本当に良い音ではないかと。

余談
そろそろスクエニ名義になっても良さそうなものですけど、未だにNTT出版が本製品を出していることにびっくりです。

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