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超絶大技林2011秋

またこんな本が出たのかと思わず買ってしまいました。以前買ったのは10年以上前です。当時、今買えば一生残しておけるだろうと購入し、結局捨ててしまいました。また懲りずに購入です。

当時の感覚で1000円ちょっとだろうと思ってレジに持っていったら、2940円でかなりびびりました。ちょっとした専門書籍並の値段です。

収録ゲームタイトル総数20699本だそうで、日本ゲーム業界の歴史の厚みと言ってもいいのでしょう。1800ページを越えています。はっきり言って分厚いです。軽く手にとって読もうという気にならない厚みです。まだまだこれからも増えていくのでしょうけど、10年後とかどうなっているのやら。

ここまでくるとPCゲーム系も収録してもらいたいところです。載ったところであまり見ない気もしますけど、徹底的にやってもらいたいですね。

さて、本書はゲームのカタログではなく、裏技集という体裁を保っています。今更裏技もへったくれもない気がしますけど、昔からのスタイルを貫いています。ただ今時これを買うような人は、ゲームの仕事の資料として買う人が大半ではないでしょうか。

あと自己満足。私はもろにこれに当てはまります。

当時はまったゲームのウラ技を見てみると結構面白いものです。ゼビウスのデバッグモード技とか、どう考えてもスタッフが流したとしか思えません。それでゲームを盛り上げる時代があったということでしょう。

個人的にはウソ技を読みたいのですけど、こちらは全く載っていません。知らない人の為に簡単に説明しますと、ファミマガというゲーム雑誌中に、ウラ技を載せるコーナーがありました。その中に嘘の技、つまりウソ技が混じっていたわけです。私はグラディウスのオプション無限増殖技を真剣に試して、あとでウソ技だということを知り、かなり腹を立てたのをよく覚えています。ゲーム内容より、ウソ技のほうを覚えているぐらいです。

そういうのにひっかけられると疑い深くなるわけでして、オホーツクに消ゆのヒロインが脱ぐ技はどう考えてもウソ技だろうと思っていたら、本当に脱いでびっくりしたりと、おおらかな時代があったものというか、うまいことバランスが取れていた気がします。

公式という形で、ウソ技全部を写真つきで見たいですね。別の形でもいいので出版してもらいたいものです。

話を戻しまして、本書にはCDがついていて、プログラムが収められています。キーワード、ジャンルなどで簡単にゲームを検索する機能がついています。これで検索かけて調べるような人はよっぽどな気がしますけど、便利であるのは間違いありません。ここまでしっかりしていると、ネットのデータより使えるでしょう。

まだまだこれからもタイトル数は増えますし、何年かに一冊は出ることでしょう。無理して買うものではありませんけど、もし郷愁の念に駆られるようなことがあれば買ってみるのもいいかもしれません。

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